いつの時代も、ゲームはわたしたちをワクワクさせてくれます。愛され続けるゲームの魅力が伝わる名作キャッチコピーを紹介します。読んだ人の心を掴んで離さない面白いキャッチフレーズの作り方や「キャッチコピーとは何か」を勉強していきます。
Contents
- 1 ゲームのキャッチコピー10選
- 1.1 ゲームのキャッチコピー(1)「できないことが、できるって、最高だ。」
- 1.2 ゲームのキャッチコピー(2)「エンディングまで、泣くんじゃない。」
- 1.3 ゲームのキャッチコピー(3)「カミサマ、あの夏に、返してくれないか。」
- 1.4 ゲームのキャッチコピー(4)「この世界には、あなたにしか救えない何かがあるんです。」
- 1.5 ゲームのキャッチコピー(5)「世界は別れに満ちている」
- 1.6 ゲームのキャッチコピー(6)「思い出が思い出せない同窓会」
- 1.7 ゲームのキャッチコピー(7)「「面白い」が、制する。」
- 1.8 ゲームのキャッチコピー(8)「わたしは、あなたから、すこし、こぼれる」
- 1.9 ゲームのキャッチコピー(9)「「遊び」をクリエイトする」
- 1.10 ゲームのキャッチコピー(10)「クーソーしてから、寝てください。」
- 2 ゲームのキャッチコピー まとめ
ゲームのキャッチコピー10選

有名ゲームから懐かしいゲームまで、心を動かすゲームのキャッチコピーを10本紹介していきます。
ゲームのキャッチコピー(1)
「できないことが、できるって、最高だ。」
あれもできる!これもできる!それもできる!
SONY(PlayStation4)/2017
信じれば、何だってできる
やりたいことを思い浮かべてごらん
何でも!
だって、何でもできるんだから
したいことは何でもできるんだ
なりたいものに何でもなれるんだ
僕たちにできないことなんてないのさ
僕たちになれないものなんてないのさ
やりたいことは何でもできるんだ
なりたいものに何でもなれるんだ
そう僕たちは何でもできるのさ
できないことが、できるって、最高だ。
プレイステーション4の特徴である臨場感あふれる映像表現、没入感の深いゲーム体験をワクワク感を表現したキャッチコピーです。現実では叶えられないことをゲームは何でも叶えてくれるという、エンターテイメントとしての価値までゲーム自体のブランドまで引き上げてくれるほどの、気持ちを高めさせくれますよね。子どもの頃ゲームを前にスイッチをつけたときのワクワク感を、表現しているような感じもしますね。
ゲームのキャッチコピー(2)
「エンディングまで、泣くんじゃない。」
これは、キミ自身みたいなキミが生きてゆく、愛と勇気と冒険の物語なんだ。そうしてすごした数週間(数日?数ヶ月?)を、キミは、オトナになっても忘れない。すでにオトナのひとには、またちょっと別の理由もあって、いっそう泣ける。名作って、そういうものなんだ。
任天堂(MOTHER)/1989
RPGの名作「MOTHER」のキャッチコピーです。内容の面白さはもちろん、コピーライターの糸井重里さんが手掛けたゲームとしても有名です。「泣けるエンディング」ではなく、「エンディングまで、泣くんじゃない」という逆説的な表現を用いることで、感動できるゲームということが分かりやすく力強く伝わってきます。また、「泣くな」ではなく「泣くんじゃない」という言い回しが、プレイヤーに親近感を与えているように感じます。
ゲームのキャッチコピー(3)
「カミサマ、あの夏に、返してくれないか。」
あなたが今、本当に大切にしているものはなんですか?
SONY(ぼくのなつやすみ3)/2007
1975年、夏。10歳のボクは、夏休みの一ヶ月間、北国の田舎町に住むおじの家に預けられることになりました。
北国の草原を渡っていく夏風のすがすがしさと、照りつける強い日差し。
乾いた牧草のかおり、元気な子供たちの歓声、そして、幼き日の淡い恋・・・
100種類以上の昆虫採集・虫相撲・酪農の手伝い・川や沼で泳ぎ放題・俳句作り・たまご集め・ゴム飛び・サカナ釣り・ガラス工芸・石投げ・アルプス一万尺・ラジオ体操・王冠集め・肝だめし・七夕など、夏と自然の遊びもいっぱいです!
「ぼくのなつやすみ」は、主人公の“ぼく”が夏休みを田舎で過ごすアドベンチャーゲームです。どこか懐かしさを感じるゲームで、子どもはもちろん大人も楽しめる名作です。大人になって、一度は「あの頃に戻り(返り)たい」と思ったことはないでしょうか。そんな願いを叶えてくれるゲームだということを上手に表現できていますね。
ゲームのキャッチコピー(4)
「この世界には、あなたにしか救えない何かがあるんです。」
冒険しないで悔やむぐらいなら、冒険して傷つくほうが素敵じゃないですか。勇者というのは、あなたのことなんです。さあ、胸を張りなさい。この世界には、あなたにしか救えない何かがあるんです。
スクウェア・エニックス(星のドラゴンクエスト)/2017
ドラゴンクエストは、勇者となって冒険する日本を代表するRPGシリーズ。「星のドラゴンクエスト」はスマホ用アプリゲームなので、今までドラクエをプレイしたことがない人にも楽しんでもらいたいという想いがあったのだと思います。だから、誰でも自分ごとに捉えやすい「あなた」という二人称代名詞を使ったのだと考えます。ゲームだけではなく、仕事や日常においても、チャレンジ欲を掻き立てるような、心を動かすコピーになっていると思います。
ゲームのキャッチコピー(5)
「世界は別れに満ちている」
私たちは
SONY(FINAL FANTASY X X2HD Remaster)/2013
いつか必ず、
一番大切な人と。
別れる運命にある。
世界は別れに満ちている
だから
いまそばにいる誰かを大切にしたくなる。
FF史上最もせつないストーリー
FINAL FANTASY X X2HD Remaster
これは「FINAL FANTASY X X2 HD Remaster」のCMで使われたキャッチコピーです。恋人との別れ、友人との別れ、仕事との別れ…、人生に別れはつきもの。日常生活における別れと、FFのストーリーにおける別れをリンクさせた、FFをしたことがない人にも、共感を呼ぶコピーになっていると思います。世界観がストレートに表現されていますね。
ゲームのキャッチコピー(6)
「思い出が思い出せない同窓会」
進化した能力に、進化した脳トレ2。
セガ(脳力トレーナー2)/2007
ドキッとするキャッチコピーですね。久々に会った旧友の顔が思い出せない…経験した人も少なくないはず(笑)「脳力トレーナー」は脳科学者の教授が監修したゲームで、遊びながら記憶力を鍛えられると話題になりました。「記憶力が鍛えられるゲーム」ということを共感しやすいエピソードで紹介することで、しっかりと人々の記憶に残しましたね。
ゲームのキャッチコピー(7)
「「面白い」が、制する。」
ストーリーが洗練されているゲームを、面白いと言う人がいる。
MUTATIONS STUDIO/2013
マニアックなゲームを、面白いと言う人がいる。
マネタイズが上手なゲームを、面白いと言う人がいる。
それぞれが、それぞれの目線で「面白い」かどうかをジャッジする。
「面白い」に、正解はない。ならば僕らは、自分に従う。
熱狂的ゲーマーの集合体として、それぞれが面白いと思うものを生み出していく。
膨大な予算も、綿密なデータも、意志があって意味をなす。
「面白いものをつくる」という、欲望と、覚悟と、執念。
それらをひっさげ、僕らは進む。「面白い」こそが、認められ、市場を制する。
この世界のゲームに、もっと面白い 突然変異=MUTATION を。
ゲーム制作会社の企業スローガンです。「面白い」の定義は人それぞれですが、本質的な価値を追い求めるという同社の強い意志と覚悟を感じます。また、ゲームづくりに対する作り手の情熱、「面白さ」へのこだわりとリスペクトが感じられ、その「面白さ」で、ゲーム界を「制する」意欲が感じられてきますよね。
ゲームのキャッチコピー(8)
「わたしは、あなたから、すこし、こぼれる」
わたしは、あなたから、すこし、こぼれる。
カゼ・ソフトウェア/1996
ピンボールゲームを製造する会社のキャッチコピーですが、そのことを知らなければ「恋愛の話かな」と思わせるコピーですよね。ピンボール玉が落球しそうになる情景を表しています。予期できないあの玉の動きが、恋愛に似ていると思ったのでしょうか。洒落の効いた素敵なキャッチコピーです。
ゲームのキャッチコピー(9)
「「遊び」をクリエイトする」
教授、脚線美の計算はまだ無理のようです
ナムコ/1983
ナムコのポスター広告のキャッチコピーです。「遊び」は想像力を育む貴重な体験であることを表現しています。ちなみにこのポスターでは、図書館で梯子を使って本を取ろうとする女の子を、下で支えるロボットが心境を語っているものです。「脚線美」=「女の子の脚」ですね。今の時代では絶対言えませんが(笑)心が動くものを、すべてクリエイトしようとするナムコ姿勢が見えるようなコピーですね。
ゲームのキャッチコピー(10)
「クーソーしてから、寝てください。」
クーソーしてから、寝てください。
ナムコ(タッグチームプロレスリング、ディグダグ2)/1986
ナムコのファミコンソフトのCMで使われたキャッチコピーです。ゲームという空想(クーソー)の世界を楽しんでほしいという思いで作られたのだと思いますが、この自由な遊び心は感動を覚えます。子供の頃、親から言われた「寝る前に、トイレ行っときなさいよ」が脳裏をよぎるわけです。暗くなりがちな今だからこそ、楽しいことを“クーソー”してから寝るようにしましょう!
ゲームのキャッチコピー まとめ

ゲームのコピーはいかがでしたか?自由な発想でワクワクさせてくれるキャッチコピーが多くありましたね。他にもジャンルごとに面白いキャッチコピーをまとめているので、下記の記事もぜひ見てみてください!
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