ドコモのキャッチコピー(タグライン)が、2021年7月に新しいスローガンに変更していたのはお気づきでしたか? 今回はそのキャッチコピー「あなたと世界を変えていく。」について解説していきます。

ドコモのキャッチコピーの変遷

ドコモのキャッチコピーは名作が多いです。2021年に新しくなるまでのキャッチコピーはどのようなものだったか、紹介していきます。

ドコモのキャッチコピー(2007年~)「DoCoMo2.0」

DoCoMo2.0
ドコモのキャッチコピー(2007年~2008年)「DoCoMo2.0」

まだDoCoMoだった頃のキャッチコピー。「2.0」というのは、2005年から流行り出した「Web2.0」を意識したものだと思われます。携帯番号をそのまま他社に引き継げる「携帯電話のナンバーポータビリティ」実施後auに押されていたドコモが打ち出した「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」という挑発的なメッセージですね。

ドコモのキャッチコピー(2008年~)
「手のひらに、明日をのせて。」

手のひらに、明日をのせて。
ドコモのキャッチコピー(2008年~)「手のひらに、明日をのせて。」

ロゴと一緒に一新されたdocomoのキャッチコピー。「手のひら」という温かみや親近感を感じさせるワード選びが印象的ですね。ユーザーとドコモのつながりも感じられます。「未来」ではなく「明日」という言葉で、より身近で便利なサービスに期待できるようなキャッチコピーになっていると思います。

ドコモのキャッチコピー(2015年~)
「いつか、あたりまえになることを。」

いつか、あたりまえになることを。
ドコモのキャッチコピー(2015年~)「いつか、あたりまえになることを。」

2015年に作られたタグライン。スマートフォンが普及し社会のインフラとして確立していくなかで、世の中に役立つコミュニケーションをさらに創造していきたいという想いをベースにしたコピーの作り方だったそうです。

ドコモのキャッチコピー(2021年~)
あなたと世界を変えていく。

あなたと世界を変えていく。
ドコモのキャッチコピー(2021年~)「あなたと世界を変えていく

ドコモがこれまでやってきたこと。
それは、世界を変えるための土台づくりでした。
日本中の人やモノや街や、あらゆるものが高品質のネットワークでつながり合う。
私たちには、使う誰もが信じられる場をつくりあげてきた、という自負があります。

いまこそ、この見えない土台の上に、胸のときめく新しい生活や社会を、つくりあげていくとき。
けれどそのすべてをドコモだけで実現するのは、もちろん不可能です。

だから「あなた」と妄想したいのです。
企てたいのです。実現したいのです。
世界を驚かせるエンターテインメントを。
格差のない教育や医療のかたちを。
孤独という言葉がなくなる生活を。
0歳も100歳も、誰も取り残されることなく、上機嫌で暮らせる街を。

テクノロジーをオープンに。
あなたと世界を変えていく。
それがドコモの新しい挑戦です。

前回の「いつか、あたりまえになることを。」は「新しいインフラ」を想起させる大きい視点でのコピーでしたが、今回は「あなたと」と個人を表す言葉が入っているのが印象的だと思います。ただの企業の決意表明ではなく、こちらに呼びかけているような「コミュニケーション」を意識しているようなステートメントですね。技術革新や情報革命といった企業よがりの言葉ではなく、「あなたと」という「繋がり」を意識しているところが伝わってきます。動画はこちらです。

固定カメラではなく、綾瀬さんがカメラを持ってそのままこちらに語りかけるような演出になっています。世界をよりよいものに変えていくためには、これからは個人単位でしっかり繋がっていくことが必要不可欠になっていくというメッセージも伝わってきます。

ドコモのキャッチコピー まとめ

ドコモのキャッチコピー、時代背景と合わせながらチェンジしていました。ミッション・ビジョン・バリューを制作される企業様は増えていますが、MVVにおいても時代に合わせて見直しながら、マイナーチェンジをしていく必要もあるかもしれません。

ドコモの他にも、インフラやIT企業のキャッチコピーについてこちらの記事でまとめています。

ことばやさんでは、キャッチコピーだけではなく、スローガンやタグラインについてもお引き受けしております。時代に合わせて自社のキャッチコピーを見直してみませんか。ご相談はお問い合わせフォームまでお願いいたします。

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