キャッチコピー制作に必要なのは、文章力よりも、コミュニケーション能力だと思ってます。いくらかっこいい4文字熟語を交えても、いくら賢い慣用句を並べても、相手に伝わらなかったら全く意味がないと思ってます。秀逸なコピーライターが書く名作コピーは、みんなが納得できて、分かりやすいんですよねぇ。

いいコピーが書ける人と、説明が上手い人って、「相手に分かりやすく伝える」という点で共通しているんじゃないかなと個人的には思ってます。例えば、小学生に分数の割り算を教えるとき。

講師A「分母と分子を入れ替えて逆数にしてからかけ算しましょう」

講師B「上下ひっくり返して、かけるだけ」

どちらの説明も正しいですが、講師Bの方が分かりやすいですよね。講師Aの場合、「え、分母って?分子ってどっち?逆数ってなに?」と子どもにとって難しい説明になっているかもしれません。

「分数の割り算の説明」をしているのが、講師A。「分数の割り算を子どもに理解してもらおう」としているのが、講師B。この目的の違いが、説明に表れていると思うんですよね。

講師Aは「分子」「分母」「逆数」と、子どもに難しい言葉を使っちゃってるという点で、分かりにくい説明になっていますよね。一方、講師Bは「上下ひっくり返す。掛ける」という2ステップだけを簡単な言葉で伝えているので、子どもにとっても手順が理解しやすいですよね。

この違いって、「思いやり」からくるのかなと思うんですよね。「説明を初めて聞く相手のことを、どこまで考えているか」の違いかなと思うんです。

これは、塾講師に限らず、コピーライターでも大切なポイントだと思ってます。その人が普段どういう説明をしているかで、わりとコピーの能力を見ることができる気がするなぁと感じています。「自分が話したいように気ままに話しているか」「相手に分かりやすいように工夫して話しているか」という意識の違いは、かなり大きい気がします。

コピーも説明も、「興味のない人に、どうやったら分かりやすく魅力を伝えられるか、納得してもらえるか」という点で共通していると思うんですよね。みんなに通じると思っていることは、実際は全然通じていないケースって、めちゃくちゃあると思ってます。この意識を忘れずに、「相手に一発で伝わる」技術を、日々磨いていきたいと感じていた、年末でした。

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