中央大学文学部実践的教養演習の授業で、コピーライターとしてゲスト講師にご招待いただき、「キャッチコピーとはなにか」や「キャッチコピーの考え方や作り方」について講義いたしました。

きっかけは、第56回宣伝会議賞。キャッチコピーで協賛企業賞をいただき、同じく受賞された中央大学の飯田先生と、パーティー会場でお知り合いに。中央大学は私の母校。そんな偶然の出会いに感動しながら、中央大学の旗をもって一緒に写真を撮るほど、仲良くさせていただきました。当時、飯田先生は広告コピーのゼミを担当されていて、日本ネーミング協会の理事もされているほど。(宣伝会議賞は4年連続受賞…!)むしろ私の方こそ学生と混じって講義を受けたいぐらいの気持ちでしたが、ありがたいお声がけで、今回ゲスト講師として講義させていただきました。

中央大学文学部は、国文学から教育学、心理学まで13専攻と幅広くあるのが特徴なのですが(私は英文でした)、今回の実践的教養演習は「ヒトとモノ」という共通テーマの中で、異なる学部、異なる専攻、さらには学年も問わず多彩な履修生が横断的に集まりながら、実践的なスキルを学んでいこう、というのがコンセプトとしてあります。「出版部門」「イベント部門」「動画発信部門」と大きく3つのテーマに分かれていて、それに関心のある学生さんが受講しているという背景があり、今回は「身近にある書籍の帯コピー」「映画の内容を気にさせるキャッチコピー」「YouTube動画をクリックしたくなるサムネイルコピー」など、学生さんと一緒に考えていきました。

コロナ禍ということで、中央大学は今、オンライン授業になっているんです。一方的にスライドを見せるだけではなく、チャット機能を使いコミュニケーションをしながら進めていきました。対面授業なら手を挙げるのに勇気がいりますが、チャットなら気軽に話しかけやすいというのは、オンライン授業の良さの1つかもしれません。それほど、積極的に学生さんが参加してくださって、こちらも大変刺激をうけました。

「キャッチコピーとは、文学でもアートでもなく、コミュニケーションのことだ」

というのを、最後に強調して伝えました。一部だけに開かれた芸術的な領域でも、文学的な領域でもなく、社会のどの仕事にもおいても活きてくる、実践的なコミュニケーションスキルの1つである、ということが少しでも伝わってくれればと思っています。

最後に「中央大学文学部に高校生が興味を持ってくれるキャッチコピー」を、学生さんや先生含めみんなで考えていきました。学生さんが考えるキャッチコピーは、自分には出てこない発想で秀逸なものが多く、驚くものばかりでした。ただ、コピーのクオリティ云々よりも、「高校生にどうやったら中央大学文学部の魅力が伝わるんだろう」と考える作業そのものが、学生さんにとって非常に貴重な機会なのではと思いました。

このような場を通して、個人的にも「キャッチコピー」について見直すいい機会になりました。改めて、このような講義にお招きいただいた飯田先生をはじめ母校の先生方に、感謝しております。

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