最近、当たり前のように目にするになったキャッチコピー

コロナに負けるな

この言葉を聞くたび、「別にコロナ自体は勝ち負けを争っているわけではない」と性格の悪い自分は思ってしまうんだけど、でもなんでこのキャッチコピーが流行るのかと考えたときに、

イベントが中止になったり、お店にお客さんが来なくなったりしたときの、やり場のなくなった気持ちを「コロナ」にすべてぶつけられる。

という効果が、この言葉にはあるのかなと、ふと思ったんですよね。コロナを「原因」ではなく「試練」と捉えることで、より乗り越えたくなるような気持ちにさせるのかなと。そういえば、どこかで聞いたことがあるんですが、人って「勝て」というより「負けるな」と言われた方が力が発揮されるらしいんですよね。

その理由を考えてみたんですが、「勝て」よりも「負けるな」の方が、心理的に目標が近いからじゃないかなと思いました。

例えば、コロナでお客さんが減った店主に対して、「コロナに勝とう」は「コロナ禍でもお客さんが来て売り上げが上がる」ぐらいのことだと思うんです。これって相当大変ですよね。それに比べて「コロナに負けるな」は、「お店が潰れないように何とか耐えよう」に近いかなと思うんです。こちらの方が、頑張ればなんとか叶えられるかもしれない。だから力が湧いてくるのかなと。

「勝て」「負けるな」。一見同じ意味のように見える言葉でも、当事者にとっては、距離がだいぶ違うかもしれない。それはキャッチコピー制作においても大切で、一つ一つの言葉を、なるべくターゲットの気持ちに近いものに近づいていけるよう、尽力していきたいと思いました。

コピーライターに、10案1万円で、依頼できます!

次の投稿その他の記事を読む