キャッチコピーを検索していたら、心にくる広告を見つけました。

It’s SLOW time

SLOWにいこう。SLでいこう。日光・鬼怒川の旅。

https://www.tobu.co.jp/sl/slow/

It’s show timeというよくある定型文を「SLOW」とモジることで、SLならではの目を惹く秀逸なキャッチコピーになっていますよね。まさに、のんびりSLで旅に行きたくなる静かな興奮を覚えてきます。また、門脇麦さんが登場するCMも素敵です。

この世界が、変わっていく。
日々の暮らし、
街の風景、働き方までも。
めまぐるしく、変わっていく。

慣れない変化に追いついてこうと全速力。
そんな毎日に、ため息がこぼれたら。

日常を抜け出し、
人生のアクセルをゆるめる旅へ。
風の吹くまま、
スロースピードで。
自然に身をゆだねて、
何もしない、をたのしむ。

ゆっくり。だから、出会える景色がある。
ゆっくり。だから、話せることがある。
ゆっくり。だから、人の優しさに気づく。

SLに揺られながら。
たまにはゆっくり行きましょう。

「コロナで変わりゆく時代や世界の変化」と比較することで、より「ゆっくり」することへの価値をあげていくような考え方や作り方で、秀逸なキャッチコピーだなと思います。個人的な話ですが、最近特に「変わらなきゃ」という心の声が強くなって「焦り」が強くなってきているんですよね。なので、この「ゆっくり」という言葉にとても励まされました。また、ポスターもなかなかいいです。

人生100年時代。
道草するくらいが
ちょうどいいね。

SLの迫力を表現するのではなく「道草の旅」として使うのが、今の時代に合っていていいなぁと感じたキャッチコピーです。

便利じゃない。
新しくもない。
だから、良い。

「古き懐かしい」という価値をそのまま伝えるのではなく「便利」「新しさ」の反対側を表現しているレトリックが、いいですよねぇ。

そろそろ人間にも
速度制限が
必要だと思ったり。

このキャッチコピーは、本当いいなぁ。思わずそうかもなぁと頷いてしまうような共感もありますし、車窓を見ながらボーっとそんなことを想うのも、いい旅の1シーンだなと感じます。

キャッチコピーとは、その広告を見て新しい価値に気づくことなのかなぁと思います。企業や商品としてのただの広告ではなく、人の気持ちにスッと浸透するものを作りたいなぁと思いました。

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