キャッチコピーの制作に目覚める前は、各地方が主催している「ラジオCMコンテスト」によく応募していました。キャッチコピーと違い、ラジオCMはストーリーで商品の良さを伝える広告で、テレビCMと違って「音」と「原稿」だけでPRする面白さがあって、シナリオ制作や、キャッチコピー制作の基礎力が鍛えられたような気がします。

これまで、文化放送をはじめ、各地方のラジオCMコンテストで、ありがたく50回受賞いたしました。そこで今年は「みんなにもラジオCMの面白さを伝える」「受賞したときの喜びを味わってほしい」という想いから、SBSラジオCMコンテストの受賞に向けた「ラジオCM講座」を開きました。ありがたく15人の方に参加していただき、自分なりのノウハウを教えました。

また、ラジオCM作品の添削も、この2か月間行ってきました。前置きが長くなりましたが、添削していて気付いたことを書いてみたいと思います。

 

自分が思っている以上に、
相手には伝わらない。

 

添削をしていて「分かりやすい」作品よりも圧倒的に「どういう意味だろう?」となる作品が多かったです。特にラジオCMは、文字だけで状況や場面を連想させなくてはいけないので、一発で「あ、こういう状況なんだ」と分からせる必要があります。これに、結構苦戦されている方が多かったように思えました。そう考えると、自分が今まで書いてきたCMも、「?」マークがつくものが多かったのかもしれません。キャッチコピーにも言えることかもですが、とにかく「分かりやすく伝える」というだけでも、結構な技術が必要なのかもしれないと気づかされました。

 

想像以上に、被ってる。

 

色んな方の作品を見る中で「あ、またこの展開だ」と、実は被っていることが多々ありました。自分が添削している中でも被っているので、おそらくコンテスト全体で言ったら、結構同じようなCMがたくさん出てくるんだと思います。なので、「この作品はもう誰かが書いているかもしれない。ここからもう一ひねりしよう」という粘りや工夫が、結構大切なんだなと、添削をしていて気づかされました。

 

言い過ぎない。

 

添削の大部分が「いらない部分を削除する」作業だった気がします。物語の初めから終わりまですべてを書いている作品が多かったのですが、ラジオCMは「物語の一部分」を切り取るほうが、やっぱり作りやすいのかなと、添削をしていて気付きましたね。あとは「せっかくの面白いオチを、早い段階で説明しちゃってる」作品も多かったです。オチは、本当に会話の最後の一言で伝えることで、よりインパクトが出てくる作品になると思います。

 

最後に

 

添削自体は面白かったんですが、作品意図を尊重しつつより面白くする、というのが想像以上に難しかったです。なので、添削をしてくれた方の中には、「もうこれ、自分の作品じゃない」という添削になっている作品も多々あったかもしれません。そこは反省ですね。添削していると「このシチュエーションがあるなら、このシチュエーションもあるよなぁ」と、こっちの想像が勝手に膨らんでいってしまうんですよねぇ…。その可能性に気づいてほしいという意味で、今回はちょっと離れた作風になったとしても、添削してしまいました。 それにしても本当に、

受賞者が出てきてほしい…!!!

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