いつも、気になった広告をTwitterにアップし続けているんですけど、いやー、初めてバズりました。

正直、バズるやつって、もっとこう大きい文字でドーンとインパクトがある広告なのかなとか思ってましたが、結構小さくて見えにくいにも関わらず、やっぱりいい広告って「ちゃんと読まれるんだ」と逆に驚きました。

「フライパンホイル」や「クッキングシート」等がある「クックパー」の広告。といっても商品を宣伝するのではなく、「家族のことを想って料理に奮闘する主婦を支える」というテーマでのブランディング広告。サザエさんを使って「真実のレシピ」を紹介しています。

1  小学校のPTAが長引いて小走りで帰宅。
(帰り道に頭をフル回転させて、献立をハンバーグに決める)
2 電子レンジで家族7人分のひき肉を解凍する。
(早く早くと電子レンジを応援する。一番大事なのは、子どもたちのお腹を早く満たすことです!)
3 つなぎとして、食パンをちぎり牛乳適量に浸しておく。
(お腹空いたよねごめんね、とカツオ、ワカメ、タラちゃんにジャムをつけたパンを渡し時間を稼ぐ)

と、ただの料理ではなく「よりリアルな忙しさ」を感じられるレシピが紹介されています。いやー、料理をしない自分にとっては、本当主婦ってすごいなぁと思わされるレシピです。このレシピを読んだ後なら、このキャッチコピーの意味がよく分かります。

これが愛じゃなくてなんでしょう。

こういった「労力」を「愛」と簡単に言い換えると炎上しやすそうですが、でもね、この言い方がすごいうまいんですよね。これ、否定しづらいんですよね。ただのキレイごとの「愛」ではなく、本当、このコピーライターさんが感じた素直な気持ちが感じられるんですよねぇ。「レシピには書かれない愛がある」とか自分ならついレトリックに走っちゃいそうですけど、この本音はすごいいいコピーだなぁと改めて思います。そして、クックパーのタグライン

その愛、ちょっと手伝います。

がキレイにまとまっていますよね。「ちょっと」という謙虚な言い方や「寄り添います」ではなく「手伝います」というより日常的な言い方がまたうまいなと思います。

ツイートのリアクションを見る感じ、やっぱり好意的な意見が多いなと思います「本当それ」と、普段料理に奮闘している方々からの共感の声も多いです。あと、ちょうど広島県が次のように炎上してたタイミングもあって、「クックパーは分かってるわ」という好意的な意見が増えたのかもしれません。

「AもBもできる」ということ表すときに、たしかに「よくばり」は使いがちだなと思いつつ、完全にこれは逆効果だなとは感じますね。

よく「広告はAIに代わられる」というのを見ますが、こういう言い回しの配慮が本当にAIにできるのかというのは、結構自分は懐疑的ですね。やっぱり、人の気持ちを敏感に捉えられるのは人なんじゃないかなと、「クックパー」と「広島県」の広告の差から感じます。

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