ピンクリボンデザイン大賞、ついに受賞者が発表されましたね。「乳がん検診を促すコピー」というテーマで、見事グランプリに選ばれたのは、

乳がんに一番多い症状は、無関心です。

無関心も、大きくいえば一つの症状なのではないかという「気づき」と、言葉の組み合わせ方が秀逸ですね。無関心は乳がんの第一症状であると伝えることで、「無関心ではいけない」と見ている人に感じさせますよねぇ。この作者さんは、言葉の使い方や発想が豊かで、本当勉強になります。

実はこのコピーにも使われている「一番」という言葉は、結構便利ワードなんですよね。宣伝会議賞の受賞作品にも結構あります。

一番多く使う食材は、水でした。

第55回宣伝会議賞シルバー ウォーターサーバー

日本でいちばんのブランドは、日本です。

第54回宣伝会議賞協賛企業賞 日本レジストリサービス

人生で一番最初に開いた口座は、最後まで使える口座でした。

第53回宣伝会議賞協賛企業賞 ゆうちょ銀行

この国でいちばんムダにしているものは、太陽かもしれない。

第51回宣伝会議賞協賛企業賞 ソーラーフロンティア

地球で一番のお年寄りは、地球です。

第51回宣伝会議賞協賛企業賞 三菱ケミカルホールディングス

これ、全部共通しているのは、「一番〇〇なのは、□□だ!」と、オチを強調させていること。この「□□」に、想像を超えるワードを選ぶことで、審査員に驚きを与えるわけですよね。そういった意味でこの「一番」は、いわばドラムロールの役割を果たしていると思います。

ドュルルルルルルルルルルr…、ダン!

こういうイメージですね。普通に言ってもなんか地味になってしまうコピーの際は、こういった「フリオチ」を意識して組み立て直すと、驚きのあるコピーが作りやすくなるかもしれません。

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