宝島社が掲載した新聞広告が話題になりました。そのキャッチコピーが、こちら。なかなか衝撃的なキャッチフレーズです。これを名作とみるのか、面白いとみるのか、不謹慎とみるのか、あなたはどうでしょうか。「キャッチコピーとは何か」「キャッチコピーの作り方」など参考にしていただけますと幸いです。

ワクチンもない。クスリもない。
タケヤリで戦えというのか。
このままじゃ、政治に殺される

「よくぞ言ってくれた」という方もいれば、「いや、言いすぎでしょ」「ワクチンは出てるよね」という方もいました。自分の周りにおいては「あまり好きじゃない」という声が多かった気がします。ボディコピーはこちら。

私たちは騙されている。
この一年は、いったい何だったのか。
いつまで自粛をすればいいのか。
我慢大会は、もう終わりにして欲しい。
ごちゃごちゃ言い訳するな。
無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。
今こそ、怒りの声をあげるべきだ

コロナ禍によって不利益を被った人ほど、やり場のない辛さを抱えている人ほど、きっとこのメッセージに共感するのかなと感じました。

ここからは個人的な意見ですが、僕は読んだ時に「そうだ、よく言ってくれた!」とはならず、「政府に殺される」という文言がとくに、あまり好きではありませんでした。それは、今の政府のコロナ対策がいいか悪いかという点ではなく、「今の現状を何かのせいにする」という考えが苦手で…。どちらかというと「今ある環境の中でどう動いていくか」と思っているので、「政府が何かやってくれる」「誰かがきっと助けてくれる」「いつかいい環境に変わってくれる」と周りに委ねたような感じではなく、「相手や環境は基本的に自分がコントールできるものではない」というわりと冷めた気持ちを持っているので、この怒りのメッセージには、あまり共感できませんでした。

もちろん、デモによって政策が変わる可能性もあるとは思うので、「怒りの声をあげる」ことが全く無意味とは思いませんが、それよりも「これから頑張ってコロナを減らしていこう」という時に、この広告によって余計な混乱が起きてしまったようにも感じます。「話題」を呼んだのか、「混乱」させたのか。これも人によってとらえ方が変わりそうですね。

「多様性」が叫ばれているこの時代に、「考えを押し付ける」ような広告はどんどん受け入れられなくなってくるんだろうなと感じました。

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