春は出会いの季節です。第一印象は3年続くと言われるほど、見た目はとても大切ですよね。もっとキレイになりたい、もっとカッコよくなりたい、と思っている人も多いはず。というわけで、今回はコスメにおけるキャッチコピーを10個紹介します。読む人の美意識を刺激する、キャッチコピーの作り方や考え方を勉強していきます。

【1】水を巡らせる力。

潤いのある肌とそうじゃない肌。
その差は一体なんだ。

水を巡らせる力。

Aging Care with U
ORBIS U

ORBIS U(オルビス)/2018

30年以上もの研究を経て行き着いたオルビスの信念は、「肌が持つちからを引き出す」というもの。あくまで主役は肌。もともと肌が持っている力をスキンケアが引き出すんだという思いが伝わってきます。「ORBIS U」という商品も、肌は自ら潤いをつくり出すことができるという着想なので“巡らせる”という使役の表現を使っているのかなと思います。

【2】ひとをあたためて、美しくする。

わたしたちの身体には、
あたたかい血が流れている。

嬉しいとき、
こころはポッと明るく染まる。

ふれあうと、
お互いの熱を感じられる。

生きることは
あたたかさの連鎖なんだ。

ひとをあたためて、美しくする。

BENEFIQUE(資生堂)/2016

資生堂の化粧品専門店専用ブランド「BENEFIQUE(ベネフィーク)」誕生20周年のブランドムービーのキャッチコピーです。出演している蛯原友里さんの美しさに目が奪われます。ベネフィークが提唱している肌温度と肌の美しさの関係性に着目した美容法を“あたためて、美しく”という一文で表現しています。また、スキンケアを通じて人との触れ合いを大切にしてほしい想いが伝わる、優れたコピーです。

【3】あの日の決断が今日の私

朝起きて、自分の顔を見る。
あの日の決断が、今日のわたし。
手に入れたのは、自信。
今が前向きなら、未来に一歩、
飛び込める。
10年、20年後も、
クリアな素肌と、ずっと一緒に。

運命を変えよう。

SK-Ⅱ(P&G)/2016

高級スキンケアブランド「SK-Ⅱ」。綾瀬はるかさんのCMを見て使いたい!と思った人も多いのではないでしょうか。SK-Ⅱのブランドメッセージは「運命を、変えよう~♯changedestiny~」。今の決断が理想の素肌をつくるというコピーは、たくさんの人に大きな勇気を与えていると思います。

【4】カッコいいは、変わる。

運命は、ベートベンがつくった。
悲劇は。シェイクスピアがつくった。
じゃあ、
「カッコいい」をつくったのは、誰?

雑誌のモデル?
映画のスター?
有名なファションデザイナー?

いや、それだけじゃない。
作業着だったジーンズを、
はじめて街で履いた人が、
自分を主張したくて、
はじめて髪を尖らせた人が、
カッコいいをつくってきたんだ。

カッコいいとは、
誰かが変わろうとするチカラだ。
変わりたいという想いが、行動が、
次のカッコいいをつくっていく。

だから、華やかさを追求してもいい。
特別、飾らなくたっていい。
競いあうように尖ったっていい。
落ち着いたスタイルを貫いてもいい。

カッコいいは、変わる。
誰かが、変える。
で、次は誰が、変える。

GATSBY(マンダム)/2021

常識ってなんだろう?と思わせてくれる“カッコいい”コピーです。GATSBYは男性スキンケアの市場を切り開いたパイオニア的存在。カッコいいとは、こういうものと押し付けるのはではなく、変わりたいという思いが新しいスタイルをつくるのだというメッセージを発信することで、世の男性たちに「ともにカッコいいを追求しよう」という提案しているように感じました。

【5】ひとくちだけ、試してみたい、色がある。

ひとくちだけ、
試してみたい、
色がある。

お菓子をつまむ感覚で
たくさんの色をトライしてみよう。

みんなの試してみたかったを叶える。
NOINのオリジナルコスメブランド。
sopo

sopo(ノイン)/2020

「あなたと、コンビに、ファミリーマート」でおなじみのファミリーマートが始めたコスメブランド「sopo」のコピーです。「お菓子つまむ感覚」という例えで、気軽に新しい色にトライできる感覚や手軽さが、「コンビニ」の近さと合っている感じがしました。また、sopoの特徴である豊富なカラーバリエーションも分かりやすくアピールできている優れたコピーです。

【6】オジサンというより、少年のベテランに。

わきまえるを知っているけど、あきらめるを知らない。
器量はいいけど、無茶をやる。
大人びた眼差しを向けたかと思えば、カッコいい車に興奮してみせる。

むかし少年だったその人は
時を重ねて40代になった。オジサンになった。というより、
少年のベテランになっていた。

良識も知性もあるけど、無垢な感情を隠さない。
少年のベテランは心のフットワークが軽いのだ。
だからいくつになっても、思い立ったら羽ばたける。
心が示す方向へ、いつだって飛び立てる。
そんな人生の強さを少年のベテランは持っている。
少年のままの真っ直ぐで儚い豪快を失わないまま大人になったのだ。

40代という時の重みに縛られない自由な心。

ルシードはそんな40代の心を支えて歩いていきたい。
純粋な感情を誇リに思えるような勇気をもたらしていきたい。日々の自信を胸に、心の向くままに進む40代が増えれば
この時代はきっと、前向きで明るくなるはずだから。

あの日の澄みわたる青い空は、まだ遠くない。

LUCIDO(マンダム)/2020

40才からのコスメティックブランド「LUCIDO(ルシード)」のコピーです。まさに“理想の大人の男”といった人物像が描かれていますね。一般的に40代は仕事や家庭で責任が大きくなり、心が縛られている人が多いと言われています。だからこそ、少年のような自由な気持ちで人生を楽しんでほしいという想いが込めて、40才=オジサンではなく、“少年のベテラン”という言葉に言い換えたのだと思います。こんな歳の重ね方がしたいですね!

【7】大人の男を楽しもう。

大人の男を楽しもう。

仕事もプライベートも充実させたい。

任された仕事はしっかりこなしつつ、
休日にはリラックスして趣味を楽しむ余裕を持っていたい。

オンとオフを切り替えて楽しんでる人は大人に感じる。

焦らなくてもいい、時間はある。
大切なのは、自分に合ったスタイルを持っているか。

自分のペースで経験を重ねて、
探すプロセスも含めて楽しんでいきたい。

日々を一生懸命楽しんでいる大人ってなんかカッコイイと思う。

さあ、一歩ずつ進もう。
新しいスタイルと共に。

uno(資生堂)/2021

「uno(ウーノ)」はヘアスタイリング、スキンケア、メンズメイクといった商品群を揃え、男性の美を支えているブランドです。かつての“企業戦士”と呼ばれる仕事人間ではなく、プライベートも大切にできる余裕のある人のことを“大人の男”と表現しています。場面に合わせてヘアスタイリングやコスメを使い分けてほしいという、ブランド側の戦略も上手く織り込まれれている優れたコピーだと思います。

【8】透明な朝を超えてゆけ。

ふわっと軽いつけごこちで、
肌と心に気持ちいい。
SUGAO®は、しっかりとカバーして
素肌を隠すのではなく、
光の効果で「ふんわりとした透明感」をまとうことで、
まるで生まれつきみたいな、
きれいな素肌感
をかなえるメイクです。
媚びない。飾りたてない。
がんばりすぎない。
自然体でピュアなじぶんを楽しみたいすべてのひとへ。

SUGAO(ロート製薬)/2019

気分が上がらない朝、メイクをしてきれいになった自分の顔を見つめていたら、なんだか元気になった。という方も多いのでは?「SUGAO」はメイクで難を隠すのではなく、素顔をきれいに見せるというコンセプトのブランドなので、“透明な朝”という言葉でクリア感を演出しながら、“超えてゆけ”という躍動感のあるメッセージで前向きな気持ちを表現しているのだと思います。

【9】あるべきって ないべき

何歳になったら、どうあるべきとか。
女性だから、こうあるべきとか。私はこう見せるべきとか。
そんな決めつけから、卒業します。
自分の口で、自分の想いを、世界へ伝える女性になるために。
自信を持つための武器は、ここにあるから。

私らしさを、愛せるひとへ。
KISS ME

KISS ME(伊勢半グループ)/2018

「KISS ME」は“私らしさを、愛せるひとへ。”というブランドメッセージを掲げ、自分らしさを大切にしたい女性に支持されているブランドです。〜べきという決めつけから卒業しようというメッセージに「べき」をあえて付けることでで、より力強さやメッセージ性が伝わります。

【10】気分、ぶっ変わる。

変わっていく世界で、
変われない自分がいる。

スカッとしねぇ毎日だ。

それでも
行くしかねぇだろ
この先へ。

気分、ぶっ変わる。
GATSBY

GATSBY(マンダム)/2020

柳楽優弥さんがRADWIMPS「叫べ」に合わせシャウトするCMが印象的でした。フェイスシートのCMって、何というか爽やかな青春チックなものが多かったので、これは衝撃的でした。“変わる”じゃなくて“ぶっ変わる”。たった数文字なのに全く印象が変わります。コピーの面白さを改めて感じさせてくれた名作です。

美容系キャッチコピーの名作の数々、いかがでしたか?化粧品やスキンケアを通じて人々の美に貢献したいという作り手の想いを感じることができ、とても勉強になりました。

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