家にいる時間がすっかり長くなりましたね。テレワークやステイホームを経験し、改めて「家の過ごしやすさって大事だなぁー!」と感じる今日この頃。というわけで、今回は不動産にまつわる秀逸なコピーを10個紹介します。家の心地よさを感じる、キャッチコピーの作り方や考え方を勉強していきます。

【1】いつもを、幸せに。

少し背伸びをする贅沢は楽しい。
でもLIXILはそんな特別な1日ではなく、何気なく過ごす毎日をかけがえのないものにしたい。
好きな人といつもの食卓を囲む。窓から入る優しい光で本を読む。温かいお風呂で鼻歌を歌う。
家族の寝顔を見てから眠りにつく。楽しいことも、悲しいことも、いろいろなコトが起こるけれど、
幸せは、ありふれた日常にある。100年以上も前から、水まわりや窓辺をはじめとして、
革新的な製品や空間づくりで人々の暮らしを豊かにしてきたLIXIL。
今では世界中、10億人もの暮らしの中にある幸せないつも、を支えています。
これまでも、これからも。

LIXIL(リクシル)/2021

当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなかったことを、痛いほど思い知らされた2020年。結局のところ幸せって、何気ない日常だったりするよねと再認識した人も多かったはず。大切な人といつも通り過ごせることが、かけがえのない時間だということを気づかせてくれる、秀逸なキャッチコピーですね。

【2】いちばんは変わらない

帰省は 自動運転のクルマで なんて
ほんとうに そんな時代が 来るとすれば

時代は変わる これから変わる 
それでも 変わらないものが あるとすれば

たとえば お年玉は なくならないだろう
やっぱり 手渡しがいいことも 小さなその手に

私たちは 忘れないだろう
いちばん 大切なものが あるとすれば

会えるといいな 家族なんだから
帰っておいでよ わが家なんだから

こんな場所は 世界にふたつとない
こんなに不思議な 幸福な場所は
ほかにない

家に帰れば、積水ハウス。

積水ハウス/2020

今年の正月は、実家に帰れなかったという人も多いでしょう。親戚の子供にお年玉を手渡すことができなくなるなんて、想像もしていなかったことです。こういう状況になってつくづく思います。「実家は特別な場所だ」ということを。どんな時代になっても変わらないものがあることを伝えてくれる、秀逸なキャッチコピーですね。

【3】家族が家族でいられる時間は、長くはない。

長く一緒に暮らしていても、家族の望みはいがいと知らない。
家族にしてあげられることは、多いようで少ない。

三井のリハウス/2004年

シンプルですが、本質を突いたキャッチコピーです。たしかに、家族と一緒にいられる時間って意外と短いですよね。ちょっと照れくさいけれど、家族と関わりを大切にしたいと思わせてくれます。

【4】5歳の息子の家出先。

「たびにでます」
チラシの裏に書かれたメッセージに、古典的だなぁと吹き出してしまった。
うちの夫婦は共働き。朝、保育園への息子の送り出しは僕、夕方のお迎えは妻。
二人が忙しくてどうしようもないときは、近所で暮らす妻の両親に“ヘルプ”を出す。
いっしょに住まずに家事や育児を支えあう。
すこし離れた「二世帯」のような暮らしが、広がっているらしい。
今朝、息子を叱った。ママのケータイを勝手にいじったから。
そこから消息不明。と、思っているのは本人だけ。
歩いて5分の義両親の家に、若き家出人はかけこんでいるのだ。じぃじとばぁばにたっぷり甘えて、ケロッとしている姿が目にうかぶ。
今日は何時ごろ迎えにいこう。義父にメールで様子を聞いてみるかな。

二世帯、近居、遠居。
親子の距離から考える、共働き家族の家づくり。

ヘーベルハウス

旭化成/2016

父に叱られて祖父母の家に駆け込む息子、微笑ましい光景ですよね。「たびにでます」なんてチラシの裏に書く息子の姿を想像するだけでかわいいですよね。家はただ住む場所ではなくて、家族の絆を深めるところだと気づかせてくれる、心温まるエピソードですよねぇ。

【5】「昔は良かった」なんて言わない。言わせない。

みんないい表情してるんです。これは、200年ほど前の江戸時代、日本橋通りの町人文化を描いた「煕代勝覧(きだいしょうらん)」という絵巻物です。
日本橋を渡る大勢の武士や町人たち。魚河岸に魚を運ぶ舟。日本橋川で遊ぶこどもの姿。いまも存在する店の暖簾や看板も見えます。そこには、活き活きとした人々の暮らしがありました。
そして今年、江戸幕府と同時に架けられて以来、20代目となる現在の日本橋が架橋100周年を迎えました。
「西洋の模倣ではなく日本オリジナルをつくりたい」という、橋にこめられた意思を引き継ぎ、いま地域一体となったまちづくり、日本橋再生計画が進められています。
日本人の「こころ」と「わざ」が活かされた、世界に誇れる日本橋をつくりたい。この絵巻物に登場する江戸時代の先輩たちに負けない、未来の日本橋をつくります。

残しながら、蘇らせながら、創っていく。
日本橋再生計画

三井不動産株式会社/2011

三井不動産が手がける一大プロジェクト「日本橋再生計画」のキャッチコピーです。このコピーといっしょに掲載されている、絵巻物に描かれてた200年前の日本橋の様子をフックに、先人たちの想いと日本橋再生計画に対する決意が感じられます。不動産の役割って、建物をつくるだけじゃなく、人と街に活力を与えることだと感じました。

【6】ケンカした友達とどうやって仲直りすればいいか、うちの子は知ってるだろうか。

知らない人がね、みんな「おはよう」って言うんだよ。
変だよね、知らない人なのに。
不思議ですよね、知らない人が遊んでくれるのって。
ちょっと心配でもある。案外いいものよ。
ときどきちょっとめんどくさいけど。

人は、ふれあって育つ。

独立行政法人都市再生機構(UR)/2007

たしかに、小さい頃って知らない人とでも仲良く遊んでいたなーと、共感しちゃいました。近所のおじさんに怒られたり、隣のおばさんにケーキをごちそうになったりもしたっけ。今思えば普通じゃないかも。人とのふれあいが希薄になっている今、大切にしたいキャッチコピーです。

【7】別れは、きっと、はじまりです。

子供は、すぐに、大人になりたがる。
「親は、すぐに、強がりを言う。」

いつも一人で、きっと寂しい思いをさせた。
「これから一人で、きっと寂しい思いをさせる。」

ほんとは、一人暮らしなんて反対だ。
「父が強がっていることは、知ってる。」

いつもの朝と同じように、娘を送ろう。
「いつもの朝と同じように、父と別れよう。」

別れは、きっと、はじまりです。
新出発は、ハウスメイトで。

家賃には自由がある。
お部屋探しは、ハウスメイトで。

ハウスメイト/2012

ひとり暮らしを始めてから、親のありがたみを感じました。「別れは、きっと、はじまりです。」というキャッチコピーは、そんな大人に近づく子の姿を表しているように思えます。また、親にとっても子の成長を感じる瞬間かもしれません。

【8】今の今が大事だな。今も、そのうち、昔になるからね。

昔、買っときゃ良かった。
あのとき買っときゃ安かったな。
そんな話が多すぎる。
今の今が大事だな。
今も、そのうち、昔になるからね。

リクルート 住宅情報タウンズ「SUUMOマガジン」/1984

37年前のキャッチコピーですが、まったく色あせませんね。今この瞬間の決断が大事だと、シンプルかつ力強い普遍的なメッセージです。後悔しない決断ができる生き方をしたいと思わせてくれる、秀逸なキャッチコピーですね。

【9】いい朝を建てた。

家を建てた。

朝、起きる時間が早くなり、
電車に揺られる時間は長くなった。

けれど、いい朝が増えた。

家族の優しいまなざしと
元気な笑顔に見送られると
豊かな気持ちになる。

駅へ向かう坂の途中で、
ふとわが家が見えた。

「いってらっしゃい」
家から言われている気がした。

「いってきます」
小さな声でつぶやいた。

大和ハウス/2016

マイホームを建てた男性の心情を表現したキャッチコピーです。郊外に家を建てて都内の職場へ向かっているシーン。通勤時間が長くなり起きる時間も早くなったけれど、その分、朝から家族のやさしい時間が増えたという、「通勤時間が長くなる」ことよりも大切な価値を感じさせるようなコピーですよねぇ。

【10】人生は、忘れられない いくつもの暮らしでできている。

今まで住んできた場所を
一つひとつ思い起こすと、胸が熱くなる。
建物や街と一緒に、その頃の暮らしや思いがよみがえってくるから。
そこで追いかけた夢。そこで育てた愛。
そこで見つけた希望。そこで生まれた未来。
住まいを選ぶたびに、人は、人生をつくっていく。
私たちSUUMOは、そんな一人ひとりの人生に寄り添って、
暮らしづくりを全力で応援しつづけます。
これからも、ずっと、ずっと。

リクルート「SUUMO」/2015

今までの人生を振り返ったとき、住んだ家や街の風景が思い浮かびます。家族と過ごした実家、初めてひとりで暮らしたアパート、沖縄でのルームシェア…それぞれにかけがえのない思い出が詰まっています。住まいを選ぶということは、人生をつくること。そんな壮大なテーマを身近に感じさせてくれる、秀逸なキャッチコピーですね。

不動産のキャッチコピー、いかがでしたか?いつもの日常に感謝できる、心のゆとりを大切にしたいですね(*^^*)

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