「いつまで宣伝会議賞の話してんだよ」という感じですが、ちゃんと記録として残しておきたいので書きます(笑) キャッチコピーの祭典「第58回宣伝会議賞」で、ファイナリストに選出されました。秀逸なキャッチコピーが多かった中、こちらのテレビCM作品でノミネートされました。

ファイナリスト選出のメールが来たのは、2月17日。今年は1次通過が昨年より低かったので期待していなかった分、めっちゃテンション上がりました!しかし、作品を見てすぐ

「これかよ!!」

と一人ツッコミ。宣伝会議賞あるあるとして、だいたい自信作は選ばれず、意外な作品が選ばれます。ファイナリストの方ほとんどが、同じ心境だったのではないかと感じます。

ちなみに、このCMを書く前に、こんなコピーを書いていました。

荷物をたくさん載せた自転車(リヤカーなのか?)を一生懸命漕いでいる配送員の方を思い出して「こんな苦労して届けて、不在だったらショックだよなぁ」となんとなく思いながら書いたキャッチコピー。このキャッチコピーの「往復」をヒントに、テレビCMに転用した気がします。

ただ、他のファイナリストのCM作品が圧倒的にレベルが高く、ノミネートの嬉しさと同時に、完全にあきらめムードでした。でも、いざ発表の瞬間になると「どうか、シルバーに間違えてでもいいから呼ばれてくれ!」と祈ってしまうから、本当わがままですよね^^;

贈賞式当日、本当にお知り合いの方ばかりで驚きました。ツイッターでほとんど繋がってる人じゃん!!と、コピーライターのオフ会っぽい雰囲気すらありました(笑) その中でも、一番驚いたのは、

「た、たらはかにさん!!」

今回、クレディセゾンの課題でシルバーを受賞したたらはかにさんの姿が…!コピーライターや広告関係者だらけの中、たらはかにさんが選ばれていたのは、すごく嬉しかったんですよね!「キャッチコピーを語っていいのは、コピーライターだけ。広告を語っていいのは、広告人だけ」みたいな狭苦しい感じが嫌いなんですよね(笑) その風穴を開けるような印象が、たらはかにさんのノミネートから感じて、すごい嬉しかったのを覚えています。本当に、小説や川柳や俳句をやられてる方の才能って、公募だけじゃもったいないなっていつも思ってます。

ちなみに待合室的なものはなく、フロントにあるちょっとした広場に、ファイナリスト29人が待機している感じでした。「ふん、俺はファイナリストだぜ!」みたいな人は一人もいなく、「どれ選ばれたんですか!」「そのコピー好きです!」みたいに、本当みなさん和やかな雰囲気で楽しく話していました。

そして、でっかい撮影スタジオに入って、ちょっとした椅子に座りながら、贈賞式の動きの説明。「カメラを撮る時はマスクを外してくださいねー」と、運営の方はやたらカメラ映りばかり気にされていたことだけ覚えています(笑) 

そしていざ贈賞式。運営代表者の言葉、審査過程紹介、中高生部門、協賛企業賞など発表と、シルバー発表まで焦らしまくるのは毎年恒例。リモコンさんが自作のシャツをバンと出したことしか、あまり覚えていません(笑) あと、「中高生部門ってワイルドカードとかあるのか。一般部門でもやったら面白いのに」と思いました。

そしてシルバーの発表者は、審査員の中村禎さん。始めにシルバーが選ばれた作品が「や~いお前の母ちゃん 昭和55年2月29日生まれ身長160cm暗証番号1234 ~」という日本情報経済社会推進協会のキャッチコピー。ここでふと思う。

「あれ、いきなり課題が「に」…。ということは、後半にシルバー固まってるんじゃないか!」と希望の光。しかし、あとから、「課題のあいうえお順」ではなく「受賞者のあいうえお順」だと気づきました^^; あと「2つ目のシルバーのコピーを発表します」と言っている時点で、「あ、もう絶対オレ選ばれないじゃない」とか若干萎えていたのもよく覚えています(笑)

そんなこんなでシルバー発表が終了。たらはかにさんや隣の眞木さんが受賞されたことに興奮しつつ、CMゴールドの発表。いやー、人間てわがままですね。この期に及んでも「間違えて選ばれろ!」って思っちゃうんですよね(笑) そして選ばれたのが、TwitterやZOOM飲み会などでお知り合いだったニャコさん!「し、知り合いの方が、卒業しちゃった!」とまたまた興奮。壇上でオロオロするニャコさんでしたが、「コロナなんてあったなと懐かしくなる未来が来ればいいな」というコメントに心がジーンときました。コロナが懐かしくなる未来って、いい言葉ですよねぇ。

そして、コピーゴールドは、宣伝会議賞に20年応募されている、そして通過者の名前でめちゃくちゃよく見る、田中貴弘さん。コピーだけではなく、コメントまでセンスがあって、やっぱりコピーライターの人ってちがうなぁと実感。

そして眞木準賞は、関西組の守谷さん。「眞木準賞は、ギュルリ、途中下車。」と、大袈裟な発表とコピーのユーモアのギャップに笑ってしまいました(笑) 守谷さんは「カルボナーラを、軽ボナーラに。」というコピーでもノミネートされていたので、眞木準キラーだなぁと思っておりました(笑)

そして、グランプリ発表。審査員長の谷山さんが「今年はすごいことが起きました!」とやや興奮気味。「なんだ、もしかして、久しぶりにCMが選ばれたのか!もしかして、ワンチャンあるのか!」と、ここでも祈ってしまうから、人間って欲深いですね(笑) コピーゴールドも受賞していた田中さんがグランプリ、W受賞!嬉しさよりも困惑気味の田中さん。ファイナリストに選ばれる確率が0.004%なら、コピーゴールドとグランプリを同時受賞する確率は何%なんでしょうか。「どっちかっていうと、コピーゴールド作品の方に実感がこもっていた」と正直に答えてしまう田中さんは、やっぱり素敵な人だと思いました。

グランプリ作品は「なかなか見どころのある悩みですね。」という商工中金のキャッチコピー。「経営者さんが抱える悩みは、それは裏を返せば夢ってことなんじゃないか」という言葉に、すごいジーンときてしまいました。「悩み」を「夢」と捉える発想こそが、やっぱりグランプリだなぁと実感しました。

さらに、「実はグランプリとCMゴールドの作品とは1票差だった」という話を谷山さんが暴露。「もしCMゴールドがグランプリだったら、CM枠もう1つ空いてたのか」とこの期に及んで考えてしまう私…(笑) そんなこんなで、最後の全体写真をとって贈賞式終了。「あと1票入ってたら、70万円ゲットしてたのに…!」と悔しそうなニャコさんとともに会場をあとに。「このあと軽く懇親会でもあるのかな」「協賛社様から粗品とかもらえるのかな」という期待むなしく、大きな花束を抱え快挙を成し遂げた田中さんを前に、普通に撤収する運営さん。うーん。このまま帰るのは何となく名残惜しくフロントでしばらく皆さんと話していました。一昨年だったら、贈賞式パーティーがあり、1次会、2次会、3次会まで盛り上がるところが、やっぱり寂しい感じでしたねぇ。ニャコさんの言う通り「コロナが、懐かしくなる未来」が、今から待ち遠しいなと思った、そんな贈賞式でした。

パーティーがなかったのは寂しかったですが、興奮しっぱなし。どの受賞作品も改めて「かっこいいなぁ」「コピーって面白いなぁ」「こんなコピー書きたいなぁ」と思うものばかりで、モチベーションがめちゃくちゃ上がりましたねぇ。次は、浅いコピーで終わらず、いかに1つ1つのコピーを仕上げていくか「見直し」を強化しようとリベンジを誓った、そんな1日でした。

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