革新的なアイディアとテクノロジーで、わたしたちの生活を豊かにしてくれるデジタルサービスにおける、名作キャッチコピーを10個紹介します。読む人の想像力を掻き立てる「面白いキャッチフレーズの作り方」や「キャッチコピーとは何か」を勉強していきます。

【1】今年、人間はどこまでいけるか。

このままの世界で、生きるか?

完全を求めるよりも、
ワクワクする永遠の青さを。

批判よりも、提案を。

嘆きよりも、ユーモアを。

常識よりも、非常識を。

過去、よりも、未来を。

意味なく群れるよりも、
意志のある孤立を。

正しいことを言うよりも、
正しい行いを。

自分だけのためよりも、
世界のためを。

このままの世界よりも、
これまで以上の世界を。

人間次第で、この世界は、
まだ面白くなる。

次の世界へ。

セールスフォース/2021

セールスフォースは世界有数のソフトウェア企業で、多くのクライアントのビジネスに貢献しています。世界的なIT企業であるセールスフォースが、世界を面白くするのは人間次第と言っているのが興味深いです。どれだけ技術が発展しても、人間らしさを大切にしようという想いが伝わります。どんな時代になっても、ワクワクするユーモアさを大切にしたいですね。

【2】検索は応援になる。

2011年3月11日から3年。
あの日、あの時、何を検索しましたか。

日本中で検索された、
震災や東北に関わる検索ワード。

その時系列の検索数を、
ワードの大きさにして、
可視化しました。

「伝言板」
何が起きているのか知りたかった。

「余震」
地震のたびに心が揺れた。

「計画停電」
明日のことさえ分からなかった。

「義援金」
東北のために何かしたかった。

「ガソリン」
あたりまえの物のありがたさに気づいた。

少しずつ、
あの日のことが、
過去になっていく。

人は検索することで、
忘れないでいられる。

3月11日、
ヤフーで「3.11」を検索すると、
ヤフーが10円を
東北復興支援に寄付します。

いつまでも、忘れない。
検索は、その意思の表れだと思う。

3.11、検索は応援になる。

Search for 3.11 Yahoo!JAPAN

ヤフー/2014

ヤフーが実施した東北復興支援のキャンペーンのキャッチコピーです。検索という行為が、どんな意味を持つのかを考えさせられます。検索は知りたいという欲求に応えるだけでなく、応援にもなるということをシンプルに伝えています。ちなみに、このキャンペーンは2014年から毎年続いており、今年は830万人以上が検索しています。人の絆を感じられる素晴らしい取り組みですね。

【3】FOLLOW YOUR HEART

直訳すれば、「あなたの心に従おう」。
物質的な豊かさが本当の豊かさではない。
ひとりひとりが自分で自分の人生・スタイルを選ぶことが出来る世の中。
十人十色、百人百色の自己実現が可能な世の中こそ、豊かな世の中であると、リクルートは考えています。
自分の心に従って行動を起こすとき、リクルートはあなたを支える存在でありたいという思いを込めています。

リクルート/2021

「ホットペッパーグルメ」、「SUUMO」、「カーセンサー」など、さまざまなサービスを展開するリクルートが目指す世界観です。リクルートは企業とカスタマーとの出会いを支える事業を多く手掛けているので、「これが正解」と決めつけをするのではなく、人それぞれの意志を尊重したいという想いが表現できていると思います。自分の心に従って、自由に生きたいものですね。

【4】あなたの知りたい今がある、

みんなで語った。みんなで笑った。
みんなで議論した。みんなが繋がった。
みんなの「いま」が平成だった。

令和も、
「いま」を語ろう。

Twitter/2019

元号が平成から令和に変わる年にTwitterが実施したキャンペーンのキャッチコピーです。Twitterはリアルタイムで起きていることを発信する媒体なので、“今(いま)”という言葉がありますよね。「たまごっち」や「バブル経済」、「リーマンショック」等ハッシュタグを展開し、過去について「いま」振り返るという話題作りを提供した広告でした。改元という大きな変化の前に、平成を振り返りたいというニーズにうまく応えたコピーだと思います。

【5】まだ、ここにない、出会い。

まだ、ここにない、出会い。

リクルート/2017

こちらはリクルートのコーポレートメッセージです。リクルートは企業とカスタマーとの出会いを支える企業なので、一人ひとりに最適なマッチングを提供したいという願いを込めながら、「今までにないサービスを作り出す」という起業家精神まで感じられるような秀逸なキャッチコピーだと思います。

【6】贈りものひとつで、日々は変わる。

贈りものには、何でもない日々を
ポジティブに変える力があります。

明日のことなんて誰にもわからないけれど、お母さんには今を楽しんでもらいたいから。
今年は、母の日に「いつもと違うプレゼント」を贈ってみませんか?

楽天/2021

圧倒的な集客力を誇るECモール、楽天が展開する母の日特集のキャッチコピーです。母の日の贈りものといえば、カーネーションみたいな常識がありますよね。でも、“贈りものにはポジティブに変える力がある”と言われると、もっとこだわって選びたくなりませんか?閉塞感が漂う今だからこそ、おうちで過ごす時間が多いかもしれないお母さんが、明るく元気になる贈りものを選んでみようと思わせてくれるキャッチコピーです。

【7】想像と再生

想像する。
とても遠くの会ったこともない人を。
その人の笑顔を。その人の涙を。
知らなかった歴史を。ありえるかもしれない未来を。
想像から生まれるものが、遠くの誰かとあなたを結ぶ。
知らない世界を見るたびに、心は強く動きだす。
あらたな一年。あらたな世界。
想像すること。
世界はそこから再生する。

想像と再生。

ひとりじゃない、世界がある。

Netflix/2021

人気動画配信サービスNetflixの年末年始ブランドキャンペーンのキャッチコピーです。Netflixは、他の動画配信サービスより多くドキュメンタリー映像を制作しています。視聴者と演者は画面越しでしか会えませんが、Netflixの動画を“再生”することで作り手のメッセージやそこから同じ映画を観ている人との繋がりなどを“想像”してほしいという想いを表現しているのかもしれません。ただの映像コンテンツサービスとは違う、Netflixの哲学を感じられるコピーですよね。

【8】メルカリは三日坊主を応援します。

やらないより、やったほうがいい。
だからメルカリは、
あなたの「始めたい」を応援します。

とりあえず、はじメル。
気軽に、はじメル。
おトクに、はじメル。
そして、飽きたら、辞メル。
三日坊主でもいいんです!

まずは開運おみくじで、
はじメルアイテムを見つけよう!

メルカリ/2019

なんとも心が救われるキャッチコピーですね(笑)メルカリは、カスタマー同士で売り買いができるフリマアプリですが、「本当に売れるかどうか」「そもそも準備がめんどくさそう」「自分でもできるのかな」と、まだ試したことのないカスタマーの心理的ハードルを下げるために“三日坊主を応援”と訴求していて、メルカリだけじゃなく、あらゆることにおいて前向きになれそうなコピーにもなっていますよねぇ。

【9】数字は嘘をつかない。だけど人間は嘘をつく。

調査にも品質がある。

クロス・マーケティング/2007

アンケート調査などマーケティングリサーチを行う会社のキャッチコピーです。とても強烈ですが本質を捉えているコピーですね。マーケティングリサーチは数字が命です。ただ、アンケートに答えるのは人なので本心で言っているかはわかりません。そこで、“調査にも品質がある”と続けることで、品質の面で他社との差別化していることをアピールしています。

【10】日本で二番手でも、世界で一番になればいいじゃん。

日本で二番手でも、世界で一番になればいいじゃん。

KDDI/2000

携帯キャリア「au」でおなじみ、KDDIのキャッチコピーです。当時、auには「ドコモ」という絶対的ナンバーワンの存在がいました。そのことを逆手にとり、ある意味“開き直った”表現で共感を得ました。しかも、日本から世界に視座を高めることにより、「auはこれから何をしてくれるのだろう」とワクワク感を与えてくれます。このキャッチコピーのように、現状に捉われず前向きに物事を考えていきたいですね!

IT系企業コピーは、やはり時代をリードする先進的な企業だけあって、未来を感じさせるキャッチコピーが多くあり、とても勉強になりました。

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